ビジネス英会話能力を上げるためには、TOEICの点数を上げるのが最適って本当?

投稿日:2017年7月8日 更新日:

ビジネス英会話に、TOEICは必要?

英会話能力の話題になると、決まって

「TOEICは、実践的か否か。」

という話題になります。
今日はこの話題にフォーカスしていきます。

TOEICの点数「だけ」では意味がない

多くのスクールで言われており、英会話を学ぶ上で常に出てくる人物像があります。
それは

「TOEICの点数はすごく高いけど、実際の会話はほとんどできないひと」

です。
このようなひとは実際におり、そのほとんどは学生時代にTOEIC対策の勉強を大量にこなしてきた人々です。
TOEICは4択問題であり、出題傾向もある程度の予測は立つので、専用のテキストを使って入念に対策をとることで、点数を高めることはできます。

そして、大学や、国内の企業、海外の企業でもTOEICの点数は重視されるので、入試や入社試験のために上記のような対策をすることは、一見正しいように見えますし、合理的であるとも言えます。

しかし、このように「点数をとる」ことにフォーカスすることにより、「TOEICの点数は高いけど、実際の会話はほとんどできないひと」が生まれます。

TOEICの点数は一概に無意味ではありませんが、TOEIC対策の勉強をがんばって点数「だけ」にフォーカスしてしまうことが、「TOEICは実践的ではないのではないか?」という誤解が広がる原因となります。

TOEICはとても実践的な英語力の目安

上記のように「TOEICの点数をあげるための努力」を過剰に行ってしまうと、TOEICの点数はハリボテのように見えます。

しかし、「総合的に英語の勉強をした結果として、TOEICの点数を目安にする」という場合には、TOEICは非常に役立つ目安となります。

TOEICの名称の由来は「Test of English for International Communication」です。
「国際的な交流のための英語テスト」です。

これほど世界に普及していることからも、TOEICの点数は明確な目安となります。
ただ、そのためには「TOEICのための勉強だけ」をするのではなく、総合的な英語力をあげた結果として、TOEICの点数を気にする程度がいいでしょう。

その証拠に、本サイトで紹介する「専属トレーナー付き英会話スクール」も、過半数でTOEICの点数を重視しています。

TOEICの点数が一定に満たない場合は、ほぼ強制的に「TOEICコース」への入会となります。
初級レベルの英語話者を、中級レベルまで上げるためにはTOEIC対策の勉強をすることがもっとも効率がよいとされているのです。

もちろんそのときのTOEIC対策は、出題傾向や四択対策をするのではなく、単語や文法、言い回しの勉強を学ぶためにTOEICを利用します。

つまり、
TOEICの点数のために勉強をしても意味がないが、
TOEICを「利用する」ように使うのなら、TOEICの点数は意味があるものとなります。

TOEICを利用している英会話スクール

【RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)】

ライザップイングリッシュには、メインとなる2つのコースがあります。

・TOEICスコアアップコース
・英会話コース

この2つのコースをパッと見て、

「私は、TOEICのスコアよりも、英会話能力をあげたいから、英会話コースだな」

と思うかもしれません。
しかしその実、この2つのコースは

・TOEICスコアアップコース(初級者、中級者コース)
・英会話コース(上級者コース)

と言い換えることができます。
TOEICの点数で規定の点数を下回る場合は「とりあえずTOEICスコアアップコースで」という扱いになり、TOEICのスコアアップのため勉強をすることになります。

なぜなら、それが効率がいいからです。
TOEICに使われる単語や文法は、ビジネスの現場でも使える実践的なものが多いので、TOEICのための勉強が英会話能力に直結します。
そして、生徒さんのモチベーション的にも「TOEICの点数が◯◯点上がった」「◯◯点アップを目標にしよう」と、目標の共有がしやすい、という意味でも、初級者、中級者にTOEICスコアアップコースをおすすめする理由があります。

【TOKKUN ENGLISH (トックンイングリッシュ)】

TOKKUN ENGLISH (トックンイングリッシュ)でも、TOEICの点数をベースにカリキュラムが組まれます。

その理由として、TOKKUN ENGLISH (トックンイングリッシュ)の考え方として

「TOEICの点数である一定以上をとれないひとは、基礎づくりをしなければならない」

「TOEICで一定以上になれば、それぞれ個別に対応したカリキュラムを作る必要があるが、基礎がない状態では、個別のカリキュラムというより、とにかく点数をあげてもらうことが優先」

という考え方に基づいているからです。
TOKKUN ENGLISH (トックンイングリッシュ)も、RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)も、ベースの考え方は同じで、
TOEICの点数がある点数を超えるまでは、TOEICの勉強をがんばってもらうのが一番効率的

という考え方が共通しています。
やはり、成果が目に見え、目標も共有しやすく、知名度も高いTOEICは、英語初心者にとってはわかりやすい目安となっているようです。

TOEIC以外の英語スキルチェック

ちなみに、TOEIC以外の英語力チェックを導入しているサービスもあります。

TORAIZ(トライズ)は、Versent(ヴァーサント)という、手軽にできる英語力チェックを指標としています。より新しい指標ですので、今後、少しずつメジャーになっていくかもしれません。

ALUGO(アルーゴ)は、ALUGOアセスメントという、自社で開発された英語レベルチェック指標を用いています。自社開発なので、ALUGO(アルーゴ)を利用すればこれを目安に進めますし、それ以外では使うことはありません。

必ずしもTOEICが正しいわけではありませんが、現状で一番メジャーな英語力の目安であることは間違いありません。
TOEICをベースにしたRIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)やTOKKUN ENGLISH (トックンイングリッシュ)を利用するのなら、まずは無料体験に参加し、どの程度TOEICを重視しているかを直接聞いてみるのがいいかもしれません。

申し込みはホームページからできます。