「自分は、自己流でも英語力が上がるはずだ」と思っている方は多いです。
では、そのような方は実際には英語力が上がっているでしょうか?
自己流で英語をマスターするのは非常に難しいです。
その理由を列挙すれば、納得してくれると思います。
そして、改めて「本当に自己流でいいのか」を考える機会になればと思います。
自己流で英語の勉強が難しい理由①正しい学習法がわからない
実は、自己流の学習が難しい最大の理由がこれです。
英語の学習には様々な種類があります。
そして、人それぞれの英語力にも様々なレベルがあります。
「特定の相手としかうまく話せない(慣れに依存している)」
「とりあえず単語を並べて話している(文法の学習が不足している)」
「相手の言うことはわかるが、話せない(アウトプットの不足)」
「伝えたいことは伝わるが、相手の言うことが理解できない(リスニング力の不足)」
このように、英語力は直線的に理解できるものではなく、様々な要素が絡み合って構成されています。
それなのに、本屋に売っている「◯◯英語学習法!」の類を自己流で勉強しても、効果が出ないのは当然と言えます。
英語に関しては、
「得意な部分を伸ばす」よりも「弱点をカバーする」方が効率がいいです。
そして、自己流だとどうしても「得意なこと」ばかりを鍛えてしまいがちです。
大別すると
「ノリと勢いで話せるが、文法も語彙力もない、バックパッカー英語」
と
「TOEICの点数は高いが、実際にはほとんど会話できない受験英語」
が存在します。
このどちらのタイプでも、得意な部分をいくら伸ばしても、成長は頭打ちです。
それぞれに苦手な部分を丁寧に補うほうが、トータルの英語力の伸びではプラスに働くのです。
自己流での英語の勉強が難しい理由②
英語の学習には、大きなモチベーションが必要です。
誰しもが「よしっ!英語の勉強をしよう!」という燃え上がるモチベーションが湧き上がることはあります。
しかし実際にはそのモチベーションを維持することの方が大変です。
誰しもが、一週間か二週間もすると飽きてきて、英語の勉強を忘れてしまいます。
自己流だと、進捗を管理してくれるひとがいないし、サボっても誰にも怒られないので、モチベーションの維持はますます難しくなります。
友人や誰かと一緒に目標を共有するのもよいですが、その場合は友人がサボると、自分の気持ちも下がってしまうのでオススメはできません。
なので、最適なのは「毎日◯時間勉強する」というノルマを自分に課し、それを徹底することです。
自己流の英語学習が難しい理由③成果が見えにくい
誰しもが、自分の行った行動によって「このくらい変化があった」と見えることで、モチベーションが上がり、保たれます。
しかし、自己流で漫然と英語学習をしても、「どのくらい成長したか」を実感することは少ないです。
よっぽど、日常的に英語で会話する機会が多いのであれば別ですが、実際にはそうでない場合がほとんどです。
「あの映画のセリフが聞き取れた!」
ということはあるかもしれませんが、それも回数は多くありません。
やはり、勉強前と勉強後になにかしらのテストを受け、その点数を比較するのが一般的です。定期的にテストを受けることで、わかりやすい目標が生まれます。
どうしても自己流で勉強したいなら
それでもやはり「自己流で勉強したい」という方は多くいます。
そのような方に対するポイントは、以下の3つです。
・英語力が非常に低い(TOEIC400点以下)の方は、自己流で、中学レベルの基礎固めをする。
それ以上のレベルの方は、自己流では成果は上がりにくい。
・毎日、できれば同じ時間に同じだけ勉強する。時間帯はズレても大丈夫。
・自分の英語力を客観視できる仕組みを作る。TOEICやVersantなどを前後に受講する。
これらのポイントを抑えるだけで、自己流の学習の効果はかなり高まります。
大事なのは、「自己流で効果があるのは、超初心者のみ」という点です。
自己流よりも、専属トレーナー付き英会話スクール
以上のように、英語の学習を自己流で行うことは可能ですが、非常に限定的ですし、効果も個人個人のモチベーションに依存するので、ハッキリ言って成功率は低いです。
ヒマなひとがファッション感覚で英語の勉強をするのならそれでもいいのですが、
短期間で、確実に、ビジネス英語を身に付けたい
のであれば、自己流は全くオススメしません。
オススメは、「専属トレーナー付き英会話スクール」です。
英語学習のプロが専属のコンサルタントになってくれ、英語のカリキュラムの提案、モチベーションの管理、成果の測定までを行ってくれます。
金額は多少は高くなりますが、効果のない学習をダラダラと続けるよりも、確実に成果は上がりやすいです。
「結果にコミットする」で有名になったライザップの運営する「RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)」が最も有名ですが、他にもいくつかの会社が運営しているサービスがあるので、チェックしてみるのをオススメします。