三木雄信さんの「海外経験ゼロでも仕事が忙しくても英語は1年でマスターできる」を読了しました。
著者の三木さんは、ソフトバンクの孫正義さんの元で働き「社長室室長」として働いていたキャリアがあり、
その他の著書を見ても
「それほど孫社長ばっかり全面に出すか?」
と言いたくなるようなラインナップばかりです。
そして、三木さんは本サイトで紹介する「TORAIZ(トライズ)」を運営するトライオン株式会社の代表をされています。
本書でも、トライズでも要所要所で紹介している有名なエピソードがあります。
「孫社長から『英語できるよね?』と聞かれ、とりあえず『大丈夫』と答えておいた。
ある日の海外企業との打ち合わせで、全く自分が英語が喋れないことが露呈してしまい、
隣を見ると、孫社長が唖然とした顔でこちらを見ている。
まずい、このままではクビになる。
クビにならないために、1年以内に、英語をマスターすることを決めた・・・」
この出来事をきっかけに三木さんは本気で英語の勉強に取り組み、
1年で仕事に使える英語を身につけました。
その時の実体験をメソッド化したのが「トライズ」のサービスです。
1、本書のベースは、自己啓発。
この本を読んだ率直な感想としては
「自己啓発とベースは同じだ」
ということ。
とにかく自分を追い込んで追い込んで、既成事実を先に作ってしまい、そこに向かってひたすら努力する。
という心構えを感じます。
第三章 こうすれば、一年でマスターできる!戦術編
戦術1・一年後の海外へのチケットを予約せよ。
などはまさしくそれです。
まだ英語ができていない状態から、先にチケットを購入してしまうことで
「必ず上達しないといけない!」と自分にプレッシャーをかける方法です。
自己啓発プログラムでもよく使われる手法で、
「収入が少ないうちから、家賃の高い部屋に住みなさい!」とか
「高級な腕時計をつけて、それにふさわしい人間になりなさい!」というように、
先に動かせない事実を作ってしまい、それに向かって自然に努力してしまう、
努力せざるを得ない
という状況を作ることに特化しています。
確かに、「トレーナー付き英会話スクール」の役割はモチベーション管理、やる気管理がかなりを占めますので、このやり方はとても効果的だと言えます。
2、とにかくやることを限定する。
トライズは、日常会話よりもビジネス会話を優先している、ということがわかる箇所があります。
第一章 英語が身につかない7つの原因
間違い2「ビジネス英語は日常会話より難しい」と思っている
という箇所があります。
この章では
「日常会話は、様々な話題に飛び火するし、そこで使われる表現もバラバラ。スラングも発生します。
一方、ビジネス会話は定型分にハマったものが多いし、使われる用語も一度覚えてしまえば変わらないので、ビジネス会話の方が難易度は低いとしています。」
この意見には僕も納得で、
日常会話ということは「生き方もバックグラウンドも違う相手」と会話をせねばならないので、お互いに非常に疲れます。
しかしビジネス会話は「同じような仕事をしている相手と、同じ対象について話す」ので、ずっと会話がラクになります。
もちろん専門用語を事前に理解しておく必要があるのですが、
自分の職種の言葉であれば覚えるのは早いはずです。
以上のことから、
「ビジネス会話の方が覚えやすいし実用的」ということで、
日常会話よりもビジネス会話を優先する傾向が、トライズにはあります。
3、「英語力」を伸ばすことより「言いたいことを伝える」ことに特化している
第五章 一年も待ってもらえない人のための英語仕事術
仕事術3 冒頭で一番言いたいことをはっきり言う
とあるように、五章ではプレゼンや仕事のときのテクニックを多く書いています。
もはやこれは「英語力」をあげてると言うより「仕事術」に近いです。または「プレゼン力」。
このように、純粋に英語力をあげると言うよりは
「英語を使った効果的な仕事の仕方」が多く書かれています。
地道な英語力よりも、このようなテクニックの方が相手に与える印象の割合が大きいこともあるので
大切なことです。
このように
「とにかく早く、現場で使える英語を身につける!」
という意図で書かれています。
これは逆に言うと、
「基礎から丁寧に」
とは真逆です。
基礎からじっくり築かなくても、実際に現場で使える英語は身につきます。
本当に時間がなく、1日でも早く現場で英語を活用したい方には、
本書
「海外経験ゼロでも
仕事が忙しくても
英語は1年でマスターできる」
は、オススメです。
また、三木さんが代表取締役を務めるトレーナー付き英会話スクール
「トライズ」なら、本書に書いてある方法を忠実に実践できます。
無料体験
を受講することで、スクールの雰囲気もプログラムの詳細もわかるのでおすすめです。
無料体験の申し込みは、以下のホームページからどうぞ。
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