英語を話すのって、一度慣れてしまえばカンタンですが、いまだにこのような「英語恐怖症」の方は多いように思います。
もちろん、1ミリも勉強してなければ怖かろうがなんだろうが話せないのですが、
「ちゃんと勉強して英語力があるのに、恐怖が邪魔して話せない」
という死ぬほどもったいない状況を改善するためにできること、英語恐怖症を克服するための方法を紹介しようと思います。
目次
英語恐怖症を克服するために①「相手も同じ人間」であると考える
英語恐怖症への根源にあるのは「自分と違うものへの拒絶」です。
つい数千年前までは、「自分たちの知らない部族」は恐怖の対象でした。自分の知ってる数百人以外の人間からは、暴力、強奪などをされる可能性があるので警戒、恐怖するのが普通でした。
ましては肌の色、目の色、話す言語も違う相手だと侵略者、侵入者、部外者と本能が判断して拒絶反応を示します。
このように、英語恐怖症、外国人恐怖症は本能的なものなので、ある程度は仕方ないことだと思います。
しかしそれはもう現代人にはほぼ必要のない本能による誤反応であることを受け入れて、乗り越えましょう。
英語が話せたり、白人だからと言って、人間的にどちらが優れているとか劣っているということはありません。
外国人の友人が少しでもできると、シャイだったり、ちょっとアホだったり、ズルかったり、寂しがりだったりと言った人間的な面を見ることができるでしょう。
「自分の方が劣っている」
「負けている」などの間違った反応を正して「同じ人間なんだ」と開き直りましょう。
英語恐怖症を克服するために②英語が完璧じゃないことを受け入れよう
本能的な恐怖心のあとにくるのは「英語が話せないことによる引け目」です。
外国人を目の前にし、英語で話すときは、自分が英語が話せないことが露呈してしまうことを恐れて恐怖心が湧いてきてしまうことがあります。
もしあなたが、マッキンゼーなどの超一流企業にいるのでない限りは、そんなに気にすることではありません。
あなたの外見が日本人であれば、会話をする相手も完璧な英語を話すことを期待していません。
もちろん、英語力が全くの0というのは困りますが、「英語が母国語ではないのだから、完璧じゃなくていいじゃないか」という図太さを持ちましょう。
これは同時に「ブロークンイングリッシュ」を受け入れることでもあります。
ブロークンイングリッシュとは「完璧ではない(壊れた)英語」のことで、英語ネイティブでない人の大半はブロークンイングリッシュを使って意思疎通をしています。
ブロークンイングリッシュの存在を認めず、「完璧じゃないと話さない」と思っているのは、日本人や韓国人などが多いように思います。
それ以外の国の人々は、むちゃくちゃな単語をつなぎ合わせた英語で会話をしています。
完璧な英語が話せるならもちろんその方がいいのですが、押し黙ってしまうくらいなら、ブロークンイングリッシュを振りかざしてたくましく生きていきましょう。
英語恐怖症を克服するために③聞き返し、ゆっくり話してもらう
英語恐怖症でやっかいなのは「わからないのに、わかったふりをしてしまう」ことです。
英語で言われたことや提案されたことを理解してないのに、ニコニコと「YES!」「OK!」と言ってしまうことで、ズルズルと状況が悪くなります。
そうなる前に、
・聞き返す(「perdon?」など)
・ゆっくり話してもらう(「Please talk slowly」など」
このどちらかを要求する習慣を身につけましょう。
そうすれば、相手は「この人は英語が上手じゃないんだな(見下されてるわけじゃなく、情報としてそう知ってもらうだけ)」と気づくので、ゆっくりとわかりやすい単語で説明してくれます。
あるいは、なんとなく理解できたので意味を確認したいとき(料金や時間など、重要情報)は、意味を確認する習慣も身につけましょう。
(「Do you mean〜?」で「〜ということですか?」)
そうして、一度で聞き取れなかった単語も、繰り返してもらったり、ゆっくり話してもらったり、確認したりして、意味を理解しながらコミュニケーションを進めましょう。
もう決して「意味がわからないけどイエス」はなしですよ!
英語恐怖症を克服するために④完璧に聞き取れなくてもいいと諦める
日本人同士で会話していても「意味がわからんな・・・」という場面は存在します。
自分の知らない人だったり、知らないお店だったり、知らない出来事の話をされると「知らんがな」と思ってスルーすると思います。
このように、人と人が話す会話には重要でない物事も多く含まれています。
そんな重要でない物事を、英語で会話してるときに全て聞き取ろうとすると頭がパンクしてしまいます。
なので「これはしょうもない話だな」と思ったら全部聞き取らずに、適当にニコニコしていればOKです。
その代わり「金額、日時、場所」など重要なことは聞き逃さないように気をつけましょう。
自分がいくら払うのか?
何時にどこに集合するのか?
と言った情報さえ聞き逃さなければ英語の会話をOKだったりします。
これは極端にしても、英語の会話は5W1Hさえ聞き取れば大枠が聞き取れる部分もあるので、「全部聞き取れなくても、直接被害がなければOK」くらいの気軽な気持ちで会話をすると、英語恐怖症は和らぎますよ。
英語恐怖症を克服するために⑤なにより、ちゃんと勉強する!
ここまでいろいろと英語恐怖症について書いてきましたが、実はどれも対処療法的なものです。
対処療法ではなく本当に克服するには、身も蓋もないですが「ちゃんと勉強して、会話経験を積む」ことしかありません。
僕も昔は英語で話すのに恐怖を感じてましたが、いまはもう全然、そんなことありません。(むしろ積極的に話しかけたい)
その理由は、ちゃんと英語を勉強し、外国人の友達とふたりでご飯に行くような経験を積み重ねたからです。
勉強するための方法やサービスはこのサイトでたくさん紹介しているので、ぜひ参考にして、ぜひ
英語を話すこと=怖い ではなく =楽しい
に、変えてみてくださいね!