英語学習の種類と特徴

【海外留学体験談】1ヶ月のフィリピン語学留学に2回参加したが、効果は感じたのか?TOEICは?環境は?

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「海外留学してみたい!」

「現地に行けば、英語が話せるようになる!」

 

と思っている方が多いのではないでしょうか?
僕も昔はそう思ってました。

そして、実際に2回の語学留学(どちらも1ヶ月)と、合計約1年の海外バックパッカー生活を通じて実感したことは、少し違いました。

それは

「いくら海外にいたって、必ずしも英語ペラペラにはならない」

ということです。
以下で詳しく紹介します。

英語を話すのに必要なのは「知識」と「度胸」

「英語力」「英会話力」に関して、話を簡単にするためにシンプルに書きますが、
英語を話すのに必要なのは「知識」「度胸」の2つです。

「知識」は、学校教育やTOEIC対策で手に入る、文法や単語、熟語のことです。
「度胸」は、なにがなんでもコミュニケーションをとってやろうとする姿勢のことです。

 

知識だけでも、度胸だけでもちゃんとした英語は話せません。

ということで話を戻しますが、1ヶ月の海外留学やバックパッカーで身につくのは、主に「度胸」の方です。

 

海外では、言葉が通じようが通じまいが「通じさせなければならない」場面がたくさん訪れます。
そういう場面では、しのごの言わず、言葉以外でも、身振りでも筆談でも、とにかくコミュニケーションする必要があります。

こうして「度胸」を鍛え上げることができるのが、実際に海外に行くメリットです。

度胸を鍛え上げるのは、例えTOEICで高得点でも、日本で勉強してるだけでは身につきにくいので、海外に出て、英語だけの環境に身を晒されることで身につくので貴重な財産のひとつです。

しかし「知識」は1ヶ月やそこらで身につくものではありません。
海外留学するにしても、最低3ヶ月は留学しないと、ちゃんとした英語を話せる文法や熟語、単語の知識はつきません。

英語を話すための正しい知識、文法を身につける方法

正しい知識を身につけるためには、闇雲に留学やバックパッカーをしてもダメです。

留学をするなら最低3ヶ月はしないとおすすめできませんが、本当におすすめなのは「独学」です。
詳しい独学の方法についてはこちらの記事をどうぞ。

英語の文法は他人から教えてもらうのも、テキストで習うのもコストは変わらないので、わざわざマンツーマンレッスンを受けたり、ネイティブの講師から教えてもらう必要はありません。

 

マンツーマンレッスンやネイティブとのレッスンは、学んだ文法を「実際に試す」場であるべきです。

なので、「知識」の部分はあえて留学で学ぶ必要はなく、日本で独力でがんばる方がコスパはよいです。

 

1ヶ月の留学であれば、知識のインプットに時間を使うのではなく「海外の空気感」「ネイティブにどのような会話が通じるか」「通じようが通じまいがとにかく話しかける度胸」を身につける方が、ずっと重要である、というのが僕の結論です。

 

僕自身も、2回の留学をして「英語の知識がついたか?」と言われたら首を傾げます。

しかし「英語を話す度胸はついたか?(増えたか?)」と言われると、自信を持って「YES!」と言うでしょう。

1ヶ月の留学で、TOEICの点数は上がるか?

海外留学というと、TOEICの点数を気にする方が多いと思いますが、1花月の留学ではTOEICの点数のアップはなかなか実感できませんでした。

もちろん何も勉強しないよりは上がったように思うのですが、点数にすれば50点前後の上昇で、なかなか「100点アップ!」「200点アップ!」とは言えないレベルでした。

 

やはり、海外留学でTOEICの点数アップするには最低でも3ヶ月以上は留学期間が必要かなと思います。
(周りの留学者を見た結論)

むしろ、1ヶ月程度の留学では、海外留学特有の学習を阻む障害の方が大きく、勉強どころではなくなり、1ヶ月を(勉強という面では)無駄にしてしまう可能性が高いです。

海外留学特有の、学習を阻む障害

「海外留学すれば、勉強に集中できる!英語力があがる!」と思われがちですが、そんなこともない、学習を邪魔する障害があるので、紹介します。

楽しい楽しいリゾートライフ

僕はフィリピンのマニラとセブ島に留学しましたが、どちらも海、バー、カジノなど、海外特有の楽しいアクティビティがたくさんある地域です。

英語の勉強をがんばりたいと思っても、鉄の意志がなければ、環境や周りからの誘いを断ることはできず、これらのアクティビティに多くの時間を割くことになるでしょう。

 

もちろん、これらのアクティビティをしてる間に「生きた英語」を身につけ、「英語を話す度胸」が身につく可能性は高いです。
そういう意味でも、海外留学は「度胸」を身につける場所としては最適ですが、「知識」を身につけるための勉強時間は、どんどん削られていきます。

海外留学を「半分は勉強、半分はリフレッシュ」と捉えているのならそれもいいと思いますが「絶対にこの留学で、英語を身につける!TOEICの点数をアップさせる!」と思っている状態で、これらの魅惑的な誘いがあるのは、正直ツライというか、無駄な葛藤が生まれてしまいます。

日本人とばかり話してしまう

留学先で出会う日本人は、日本で出会う日本人より魅力的に見えてしまうようです。

お互いに気分が晴れやかで、社会通念に縛られていないからだと僕は思うのですが、真相はわかりません。

あるいは、英語まみれのストレスから、海外にきている日本人同士で固まっておしゃべりをしてしまう、というのが一つの弊害です。

 

友人を作るのは素晴らしいことですが、おしゃべりしていてあっという間に1時間が経ってしまうと、その1時間、テキストで勉強する時間が失われたことになります。

意外に思われるかもしれませんが、海外で多くの魅力的な友人に出会う前に、日本で一人で黙々と勉強した方が、「英語力をあげる」意味では効率的と言えるのです。

決して整ってはいない住環境

フィリピンと日本では「綺麗」の感覚が違います。

「綺麗な部屋」「綺麗なお風呂」の基準が違うので、フィリピンに限らず海外で、日本と同レベルの施設の清潔さを期待してはいけません。
(日本は世界でもトップクラスの建物設備の清潔さですので)

 

留学中に住んでいる部屋や宿舎が、汚いとかうるさいとか不便だとかで(シャワーが水しか出ないとか)という理由で、気分がベストでなくなったり、イライラしたりすることは、割と普通にあります。

そのようなトラブルや不便は、あなたを精神的にタフにしてくれ、生命力を強くしてくれるかもしれませんが、今欲しいのは精神力ではなく英語力です。

 

わざわざ英語の勉強に集中するために海外に行って、シャワーが水しか出なくてストレスが溜まって勉強に集中できないよりは、
日本で快適なシャワーを浴びて、住み慣れた自宅で英語に集中する方が、よっぽど効率がいいと言えるでしょう。

結論:英語力をあげるのに、留学はベストの選択とは言えない。

ただ英語力をあげたいだけなら、いますぐにアマゾンで自分に合った教材を見つけて、家で黙々と取り組むのがベストです。

本当に英語の初心者に僕がおすすめする教材はこちらです。

海外留学で得られるものは、英語力よりも

・他国でも生きられる、という自信
・他国の文化を吸収できる
・様々なバックグラウンドを持つ友人

が大きいです。

 

また「自分で黙々と独学できないから困ってっるんだ!」という方は、このサイトで多く紹介しているコーチング英会話の受講を検討してみるのもおすすめです。

海外留学と同等の料金ですが、純粋に英語力という点では、コーチング英会話の方がずっと優れているでしょう。

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